入居してから1週間、段ボールで寝ていた。40代のレディなのに。 (笑ってほしい。私も今は笑える。)

今回は、広い物件から狭い物件への引越しだった。1LDKから1K。 かなりの断捨離をしてからで、持ち込む家具は最低限。 家具の配置をしてからベッドを決めようと思っていたので、 入居してからエアウィーヴが届くまで、空の段ボールを重ねて寝床にした。

意外と眠れた。

ベッドを処分する、は、こんなに大変だった

引越しの少し前、セミダブルのベッドを処分しようとして、困った。

メルカリで大半の家具は売れた。ダイニングテーブル、ローテーブル、椅子、棚。 でもベッドだけは売れなかった。 大型家具の配送サービスはあっても、解体と組み立ては行わない・現状のサイズのまま運ぶのが条件だった。

セミダブルのベッドを、そのまま発送できる人間はいない。詰んだ。

自分で廃棄するしかなくなった。 引き渡しまで日数もなく、のんびりしていられない。

運よく粗大ゴミの予約が取れたとして、ベッドの土台を解体して、デカい部材を1枚ずつ部屋から出して、エレベーターに乗せて、ゴミ集積所まで運ぶ。 それを想像して絶望した。運べない。

あとマットレス、あれ一人で運べないって。無理だって。え、無理だって。(2回目)

結果的に、引越し業者のオプションで廃棄を依頼するしかなかった。 「こういう作業は、ひとりでは無理なんだ」と、ハッとした。

初めての一人暮らしをして、今回で5部屋目。セミダブルを買ったのは2部屋目のときで、 以来ずっと同じものを引越しのたびに業者さんに運んでもらっていた。 「廃棄する」という場面を、まったく想像していなかった。

次は処分しやすいものにしよう、と誓った。ドデカベッド買わない、ゼッタイ。

段ボールベッドからエアウィーヴへ

良くも悪くもミニマムな1Kになったが、物は減ったし、引越し後の部屋は爽快だった。 迷うことなく家具を配置して、とりあえず段ボールの寝床で落ち着いた。

さて、ベッドどうするか。

先の教訓から、シングルサイズで、一人で運び出せるものを選ぶ必要があった。 とくに目星もなくぼんやり検索していたら、「折りたたみできるマットレス」というものに行き着いた。

布団みたいに、たためるだと? 最高すぎる。 「ひとりで運べる」が叶いそうな商品。これだ、と思った。

段ボールを卒業した夜は、当然ではあるが最高だった。 (比較対象が段ボールなので、何でも最高に感じる気はするが。)

写真は色鉛筆加工あり。実物をそのまま載せるのはさすがに気が引けまして。

エアウィーヴを自立させた状態
三つ折りにすると、このまま自立する。壁に立てかけなくていい。

6年使って、よかったこと

結論から。よかった点はこの3つ。

  • 三つ折りにできること
  • 折り畳んだまま自立させられること
  • 丸ごと洗えること

寝心地とか、腰が痛くならないとか、もちろんある。 でもこの3点の比重がとにかく大きくて、買い替えるときもまた同じものにしたいと思っている。

三つ折りにしてコンパクトにすれば、一人でも運べる。 シングルサイズは約9kg。女性一人でも問題ない重量だ。 さらに少し広げると自立するので、そのまま風を通せる。最強の構造だと思う。

そして「洗える」こと。これがいちばん意外な恩恵だった。

女性なら共感してもらえると思うが、経血がシーツを越えて、マットレスの中まで到達してしまうことがある。 やっちまった……と思ったが、全く問題なかった。 中材のエアファイバー(ポリエステル100%)を取り出してシャワーでザーッと流したら、あっという間にきれいになった。 ちゃんとリカバリできた。この安堵感は、なかなかのものだった。

ついでに残り2枚も洗ってみたら、少し濁った水が出てきた。 通気性がいい分、ほこりも吸っているらしい。 廊下にバスタオルを敷いて立てかけ、そのまま乾燥させた。

マットレスが洗えるというのは、生理の日の安心感が根本から違う。

エアウィーヴのカバーを外した状態
カバーは取り外して洗濯機へ。

寝具で一番困ることは「大きくて洗えないこと」だと思っていた。 マットレスは処分も大変で、洗うこともできない。シーツを変えるだけ。

エアウィーヴはその両方を、解決してくれた。

ドデカマットレスを買わなくてよかったと、一番実感する瞬間だ。

6年使って、へたりはあるか

正直なところを書くと、へたりはほぼ感じない。 買ったときと寝心地が、ほとんど変わっていない気がしている。

腰のあたりが沈むこともないし、 足元と枕元で硬さが違うとかもない。 三つ折りなので、3枚を順番に入れ替えれば、 特定の場所に体重が乗り続けることもない。 これも長持ちの秘訣かもしれない。

もちろん、新品と並べて比較したわけじゃないので、 目に見えないところで多少は劣化しているのかもしれない。 ただ、毎晩使っている人間として「あ、ヘタってきたな」と 思う瞬間が、6年で一度もなかった。それは事実だ。

「6年でこれなら、あと5年は普通にいけるな」 というのが、いまの体感。 寝具にこの耐久性は、正直すごい。

また同じものを買う、と思っている

私が使っているのは三つ折りのシングルサイズ。 処分しやすく、洗えて、ひとりで全部できる。 次もまた同じものを選ぶ、と今は思っている。今の暮らしに、よく合っている。


マットレスを買うとき、処分のことまで考える人は少ないと思う。 それでも処分しやすさって、暮らしにじわじわ効いてくる。これは6年経って気づいたことだ。

ちなみに、この記事を書きながらエアウィーヴのサイトを見ていたら、 「折りたたみマットレス エアウィーヴ スマート Z01」という新しい商品に変わってた。 カバーが水色からホワイトになってる!

これはきっと、いい。30日間のお試し期間もあるそうで、次の買い替えが少し楽しみになった。

お鶴